Blog_Note

アクセスカウンタ

zoom RSS 第一回公判 傍聴記

<<   作成日時 : 2007/05/01 20:40   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 8

2007年4月27日午後3時頃、東京地裁の515号法廷の扉が開錠された。

傍聴席の弁護側最前列に座る。目の前の木製の柵が傍聴席と法廷内を隔てている。
蛍光灯の人工的な明るさが妙に気忙しい。
背後に壁時計の刻む音が一分おきに聴こえてくる。傍聴席に入ってくる人たちの足音も増えてきた。

午後3時20分、小林さんと弁護人の二人が入廷。傍聴席の脇を通り法廷内へ。

午後3時23分、検察官が入廷。かなり若い検察官だった。色白でくっきりとした眉、眼鏡ごしに見る瞳もくっきりしてた。検察官は傍聴席を見廻し、その後、手元の書類を確かめ始めた。

傍聴席に集まった人たち、意外に若い女性が多かった。若い男性で、20代から30代くらいのネット好きな感じがするタイプも数名見かけた。

午後3時30分、細野裁判官が入廷。全員起立。

小林被告に対する平成xx年刑(x)第xxx号の脅迫および威力業務妨害の裁判が始まった。
冒頭で小林さんが中央の証言台に立ち、裁判官から幾つかの説明を受ける。そして氏名・生年月日・本籍・住所・職業が確認される。

ついで検察官による起訴状の朗読。

その内容は以下の通り。
(但し小林さんの住所番地と池内ひろ美さんの本名部分、文化センター従業員の氏名は伏せます)


起訴状 公訴事実

被告人は、平成18年12月20日午前0時44分ころから同日午前2時8分ころまでの間、東京都日野市○○○○○○被告人方において、同所に設置されたパーソナルコンピューターを操作して、インターネット掲示板「2ちゃんねる」の「【池内ひろ美】ああ、疑惑のカリスマ12/20因縁の名古屋に再上陸VOL.103【2chに考察される日々★9】」と題するスレッド内に、「一気にかたをつけるには、文化センターを血で染め上げることです」「教室に灯油をぶちまき 火をつければ あっさり終了」「文化センター血の海になりますよ〜」「ババアとの遊びは終わり、本気で潰しますので。」「これは犯罪予告だ!」などと記載した文章を送信して同掲示板に掲示し、同時刻ころ、池内ひろ美こと××××(当45年)に前記文章を閲覧せしめ、さらに、前記○○から電話連絡等を受けた名古屋市中区栄4丁目1番1号中部日本ビルディング所在の栄中日文化センター事務局△△△△らをして、受講生の安全確保のため、同日午後1時から午後2時30分まで同センターが主催する予定であった前記××を講師とする「幸せな家庭を作る方法 コミュニケーション」と題する講座の中止を余儀なくさせるとともに、同日午前9時30分ころから午後3時ころまでの間、同センター従業員らをして、同センター内の巡回、受講生に対する講座中止の連絡等を行うことを余儀なくさせ、その間、これらの業務に従事した同センター従業員らの正常な業務の遂行に支障を生ぜしめ、もって前記××の生命、身体に危害を加える旨告知して同人を脅迫するとともに、威力を持って前記栄中日文化センターの業務を妨害したものである。

罪名及び罰条
脅迫、威力業務妨害 刑法第222条第1項、第234条


検察官がこれを読み上げたあと、裁判官は小林さんに発言を促した。
小林さんは次のように答えた。

「書込を行ったことは事実ですし、その私の書込のために講座が中止になったことはたいへん申し訳なかったと思っています。
また、この件については池内ひろ美さんにもたいへん申し訳なかったと思っています。
しかし、池内ひろ美さんの生命、身体に危害を加えるつもりはありませんでしたし、また、2チャンネルの掲示板への書込を行ったときには、私の書込が生命、身体に危害を加えることを意味しているとは思いませんでした。
中日文化センターに対しても、講座を妨害するつもりはありませんでしたし、やはり書込を行ったときにはその書込が講座を妨害するものだとは思っておりませんでした」

その後、弁護人が次のように弁護側の意見を主張した。
「弁護人としては、書込自体が脅迫・業務妨害の構成要件に該当しない、書き込んだ時点で脅迫・業務妨害の故意が成立していないと考えている。従って、無罪である」
といった要旨を述べた。

裁判官から、それは小林さんの考えかと弁護人が問われた。弁護人は
「構成要件該当性がないとする点は弁護人の評価であり、故意の不成立は共通の主張です」
と答えた。

次に、検察官の冒頭陳述に移り、検察官のこの事件に対する見解を説明した。
結論は逮捕直後にみられたマスコミ報道以下の「作文」だった。
「池内ひろ美さんが評論家として活動していることに対する妬みから、池内さん及びその家族関係者を攻撃するために・・・本件犯行に及んだ」とするもので、動機は妬みだと検察は判断しているらしい。

個人的な感想を云わせて貰うと、最初に担当検察官を見たときの印象は、若いなりに頭の良さそうな所謂秀才タイプに感じた。だが、この冒頭陳述という作文を朗読したのを聞いた限り、事実経緯を分析し原因を論理的に究明する能力に疑問を感じざるを得ない。
池内さんを侮辱するつもりはないが、ネット上に池内さんを妬むような人を見つけることは困難だと思う。同情してる人なら私も大勢いると思うのだが、少なくとも「妬み」を感じる人が果たして存在するだろうか。

その後、検察官の証拠請求に対し、弁護人は甲号証のうち池内ひろ美さんの被害届と池内夫妻の供述調書のみ不同意とし、その他は同意、乙号証の被告人の供述調書の全部を不同意、任意性・信用性を争うと表明した。

裁判官は更に全部が不同意なの?と弁護人に問いかけると、弁護人は「いえ中には同意できる部分もあるかもしれません」と答え、裁判官は「では次回公判までの間に進行協議を行いましょう」と提案。期日間整理に付することを決定した。
期日間整理手続は非公開で行うが被告人は希望すれば参加することができる、次回公判の日程は追って指定しますと、これは傍聴席に向かって説明されたように聞こえた。

正直なところ公判の後半部分、本件の進行、特に池内夫妻の尋問を巡っての弁護人と裁判官とのやり取りは早すぎて理解できなかった。
途中で検察官が、2ちゃんに書かれてあった通り、顔面にヒスタミン反応を生じさせたような真っ赤な顔で「それには・・・・」と語尾も聞き取れないくらいの異議を発していたけれど、結局は裁判官の主導で期日間整理手続に入ることになった。そのように私には見えた。

時刻を確認し忘れたが、裁判官が「それでは閉廷します、傍聴人の方は退出して下さい」と午後4時前だったと思う、閉廷を宣言した。

退出する最後の傍聴人として私と出入り口で先を譲り合ったのが、多分、今井亮一さん(【今井亮一の交通違反バカ一代!】のblog主)なのではないかと思う。
今井さんという方は、裁判を傍聴し慣れてるのではないかと拝察するが、それでも一部に聞き間違いがあるくらい、第一回公判の中身は濃かったし流れが速かったのだと思う。

通路に出ると壁に掲示された裁判の告知をメモに控えている女性たちが多くいた。
マスコミ関係者だったのかも知れない。
その後だろうか、池内さんの主宰する東京家族ラボのトップ頁に「ネット被害について」と題されるマスコミ向けのアナウンス文がリンクされたようである。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
傍聴報告ありがとうございます。本件を考察するのにとても役に立ちます。冒頭陳述ですが、動機が逮捕時に報道された「ブログへの批判に謝罪しないため腹が立った」とは違っていますね。更におかしくなっています。「評論活動をしている池内氏に対する妬み」。私も青木さんの感想に同感です。K氏の一連の書き込みは一貫して池内氏の非弁・管理売春疑惑を追求するもので、それらから帰納すれば、動機は「犯罪に対する正義感が昂じて」となるのが自然です。池内氏のブログ・コメント・著作の発言を見聞して妬む人はそうそういないと思います。
三蔵@
2007/05/02 01:21
K氏は体調がかなり悪い中取り調べを受けた由。熱があって薬を飲めば、頭がぼうっとして正常な思考活動は難しい。そういう状況での供述は信頼に足るのでしょうか。動機と12月20日前後の流れからして、冒頭陳述が非常に不自然に感じられてなりません。繰り返しますが池内氏を妬む人はあまりいないと思います。同業者できちんと専門教育を受けた人の中には不条理さを感じる人もいたかもしれませんが、その人達も妬むことはなかったと推察します。池内氏の言動に対して大概の人が抱く感情は妬みや反感ではなく、嫌悪、軽蔑、憐憫ではないでしょうか。
三蔵A
2007/05/02 01:45
事の顛末をしばし静観させていただきました。
遅まきながら、私に何かできることはありますでしょうか?
微力ながら協力させていただきたく思います。
コメントの自作自演に対する言い訳
物書きを名乗りながら、恥知らずな言い訳
そして今回の厚顔無恥なリンク
いい加減腹が立ってきましたね
敦盛
2007/05/03 18:45
お久しぶりです。コメントを頂くのは半年振りくらいかと思いますが、
ひとつお願いできれば大変助かることがございます。

次回の傍聴にお越し頂き、敦盛さんが見た公判の様子をどこかにアップして頂けると有りがたいのです。

と申しますのは次回の公判がもし傍聴券を配布することになると私が傍聴できなくなる可能性もあります。
また今回やってみて分かったのですが、私たちのような法律の素人にはメモをとるだけで大変です。証人がなんと言ったか、できるだけ多くの人のご報告があると、より正確な傍聴報告が望めるのです。
つまりマスコミによる偏向報道を抑止できると思います。

敦盛さんのお住まいが東京近郊かどうか存じませんので、もしかすると無理な話かも知れません。その場合はどうか無理はなさらずにお願いします。
私のほうは連休中ちょっと仕事が入ってますのでまた後日、申し訳ありませんがこれにて失礼致します。
青木裕一
2007/05/04 12:27
分かりました。
次回の公判がいつなのか、今これを書いている時点では
把握できておりませんが、可能な限り出向きたいと思います。
敦盛
2007/05/05 17:30
 素朴な疑問なのですが、容疑者が取り調べを受ける際に健康状態が極度に悪化している場合、その自白は裁判においていかほどの判断材料になりうるのでしょうか。検察がK氏の動機を「評論家として活動する池内氏への妬み」と結論づけた根拠は自白だけだったのでしょうか。物証、この場合K氏が「2ちゃんねる」に書き込んだ一連の発言をひとつひとつ検証したのかを知りたいです。もししたのであれば、あれらの書き込みのどこから妬みの感情が見てとれたのかを、検察は明らかにしてほしいのです。
三蔵法師
2007/05/06 11:50
>三蔵法師さん
健康状態が極度に悪化しており,そのために任意性のない供述をし,あるいは
任意性のない供述調書が作成されたのであれば,証拠能力は否定されます
検察官が「妬み」と主張したことのは,単に自分の「思いこみ」だけで,
客観的証拠や分析はありません
弁護人
2007/05/06 14:59
>三蔵法師さん
後半の文章がへんでした

検察官が「妬み」と主張した根拠は,単に自分の「思いこみ」だけで,
客観的証拠や分析はありません

ですね
弁護人
2007/05/06 15:00

コメントする help

ニックネーム
本 文
第一回公判 傍聴記 Blog_Note/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる